Nick Anderson Syndrome
4 月 8th, 2008いや~終わりました。。
見せていただきました、ビッグゲームを.。
正直なところ、ここ5日間ほどは楽しみに試合を待つ反面、もうすぐ終わっちゃうな的な寂しさも感じておりました。好物の冷やし中華や、インドカレーを食べていると、もうすぐ終わっちゃうなって、後半寂しくなってきちゃうんですよ。。A型だからなのか。そんなことありません?
そんなことはさておき、史上初めて第1シードだけとなるファイナル4が終わりました。予想的中した人、少なかったんじゃないでしょうかね?私は、UCLA対UNCでUCLA勝利予想だったので、丸はずれです(笑)
いろんなスポーツページを見ると、どこもMario Chalmars。彼が今日のスターであったことは間違いありません。本当に劇的なシュートでした。
後ろからの写真がまるで、MJのThe Shotのようですね。あのシュートでMemphisの選手の気持ちが崩れ落ちたと言っても言いすぎではないと思います。あのシュート後のCDR、やファールアウトでベンチから見ることしかできなかったDorseyの姿は忘れられません。
考えてみれば、2分12秒で9点リードしていたんですけどね。守りきれませんでした。シーズン中から、いつか負けるとしたらFTだとDiggerにESPNで言われていたMemphis。トーナメントでは大事なFTを決めていたので、克服しているのだなと思っていましたが、やはり最後に出てしまいました。っていうか、数字以前の問題で、どんなFTの名手でも、あの全米タイトルがかかった場面で、いつもと同じFT打てる人間の方が少ないと思いますが。。
CDRの表情、FTのミスを相当引きずっていたようでした。3本ミスした後、ボールをフロアに叩きつけてましたから。NBAでも95年ファイナル第1戦、3点差を4点差にするためのFTをNick Andersonが4本連続外してしまい、結局逆転負けするという有名な試合がありましたが、今日のCDRはまさにNick Andersonを思い出さずにはいられませんでした。
ただ、どうしても試合の敗因がFTと考えがち(一因であることは間違いないですが)ですが、2分で8点差という状況で、あのプレッシャーのかかるFTを打たなければならない状況になってしまったことが敗因だと、私は思います。
まず、インバウンドのTOからCollinsに3ポイントを決められました。こういうTOって、気持ちが守りに入ってしまうと起きるものなんですね。KansasのDFが良かったことは間違いないですが、MemphisほどのチームがここでTOとは、と思いました。スーパースター集団とは言えまだ学生。一度、守りに入った(優勝を意識した)気持は簡単には切り替えができなかったのでしょう。
バスケットって不思議ですよね。私の経験上、こういうTOの直後に打たれたシュートって、まず間違いなく入ります。シュート力のない中学生であっても、入っちゃうんですよ。あの、シュートはKansasの努力あってのものであることは間違いないですが、バスケットの神様がMemphisにお仕置きしたものだと思います。
その次のFTでCDRが6点差に戻したものの、Dorseyがファールアウト。ChalmarsがFTを決めて再び4点差に。
その後の、Darrell Arthurがポストプレイで2点差へ。このプレイに対してのマッチアップは控えのTaggart。ベンチから見るしかないDorseyは何を思ったことでしょう。結局あのファールが試合を左右したと思います。きっとDorseyならなんとかしていたに違いないと、Memphisベンチは思ったことでしょう。結局、Dorseyが2リバウンドしか取れなかったのも、敗因の一つですが、最後は4年生を主役にしてあげたかったですね。
ともあれ、2点差でCDRのFTとなってしまったのでした。
OTに突入後、まだパニック状態から抜け出せないMemphis。私個人としてはRoseにもっと攻めて欲しかったのですが、ボールはほとんどCDRへ。これはベンチの支持なのか、Roseの判断なのか。3年間一緒にやってきたCalipariさんの判断だったと個人的には思いたいです。ここが、NBAだったらRoseだと思いますが、ここはカレッジ。選手を育てるのがコーチです。FTミスの呪縛を解くチャンスをあげたい気持ちが、勝利への気持ちを無意識に上回り、CDRへのパスへつながってしまったのではないかと考えたいです。NCAAではコーチは父親みたいなものですから。
Roseはとても良い経験をしました。勝利は本当に最後の最後で、Memphisの手から転げ落ちました。ゲーム後半では、信じられないプレイを連発しました。ゲームメイクも素晴らしかったです。後半、リードを広げられたのは彼の力です。Kansasのボックス&ワンを前に全く動揺せずに、最初の4回のポゼッションで3回得点できたのはRoseの落ち着いたゲームメイクがあってこそです。ディフェンスを変化した後は、3回くらいは迷って足を止めてほしいところ。3回得点された後のタイムアウトで、KansasはBill Selfコーチはゾーンをやめるべきかタイムアウトでざぞ悩んだことと思います。もし負けたら自分の采配の責任だ、と脳裏に浮かんだかもしれません。
これはどうしようもないことですが、Memphisはリードを広げるのが早すぎたかと。もう少し、試合終盤で広げることができれば、Kansasが再びよみがえることはなかったでしょう。しかし、5分強の時間を残しており、Kansasの選手が気持ちを切り替えるには十分でした。5点差以内に迫ってくると、もう追い上げる方が精神的に優位かもしれませんね。
試合を通じて、KansasのDFがすごかった。あれだけUCLAのDFを切り裂いたMemphisがまるで別のチームのように見えました。この流れを作っているのはガードのChalmarsとRobinsonでしょう。前であれだけ2人が頑張ることで、インサイド人にも火がつきました。インサイドは完全にKansasが圧倒していました。Darrel Arthurは終わってみれば20得点。彼もNBAでしょうね、きっと。
Rushもここぞという場面ではシュートを決めてくれました。UNC戦でも、彼の後半の活躍が試合を決めました。大舞台でさらに自信をつけたRushを今度はNBAで見たいです。もしかして、ChalmarsもNBAですかね?6-1という身長は心配ではありますが、彼のディフェンス力とボールハンドリング、シュート力を持ってすれば、きっと良いポイントガードになれるんじゃないでしょうか、というかぜひ成功してほしいですね。
負けてしまったMemphisですが、Memphisのファンは誰も彼らを責めないでしょう。本当に最後まで良くやりました。FTだって外したくて外したわけではないですから。CDRが今後、このことを引きずらずにプレイしていくことを望みます。
かつて、上に上げたNick AndersonはあのFTミスでFTに自信をなくし、年々FTパーセンテージを下げていきました。96年に来日した際も、ファイナルでのFTのことをインタビューされ、「まだ聞かれるのか」と本人は苦笑していました。94-95には7割決めていたFTが96-97には40%になってしまいました。FTが入らなくなると、FTをもらうことを嫌がってか、彼の持ち味であるドライブも少なくなっていきました。前年に比べてFTAが半分以下になりました。97-98にはようやく%が戻り始めましたが、丸2年半引きずったことになります。彼は、FTミスと共に、人々に目に苦悩しました。私自身CDRを見たとき、Nick Andersonを思い出すくらいですから。
そんな悲劇的な選手生活を送ったかに見えたNick Andersonですが、2000年ごろ私は驚くべき記事を見つけました。
オーランド・マジックに今まで在籍したことがある選手のファン投票の集計結果を見たのです。オーランド・マジックがファイナルまで行った原動力はなんといっても、Penny&Shaq。ですが、この2人は4位と5位。うる覚えな記憶ですが、確か
3位Dennis Scott
2位Scott Skiles
1位Nick Anderson
ファンは分かっているんですね。彼ほどオーランドのために戦い、共に苦悩した選手は他にいませんから。選手とファンが一体となってスポーツ。オーランドのファンは彼を忘れないでしょう。
Memphisにあれほど夢を与えてくれたCDRや他の選手たちのこれからをぜひ応援してあげたいです。CDRの活躍を次に見る機会があれば、今の活躍はあのミスがあったからだ、って思って見れる私たちは幸せです。
4 月 8th, 2008 at 21:04:55
アタシの予想は、UNC vs. MemphisでMemphisの優勝でした…UCLA応援してたんじゃないのかよって感じですが、まぁ、それはそれ、これはこれ。(^^;
なんかもぉ、悔しいやら、切ないやら、寂しいやらで、えもいわれぬ気分を試合終了後から抱えていたんですが、マクムードさんの記事を読んだら、うるうるしつつも、ちょっと元気がでました。(^^)
4 月 8th, 2008 at 21:53:46
私もリエさんの記事読ませていただきました。リエさんの愛が伝わってきます(爆)私も公平に見ているつもりが無意識にMemphisよりな視点になっていたようです(笑)個人的にCDRもアーリーではないかと思うんですが、果たしてNBAで生き残れるでしょうか。どちらかというとあまり好きな選手ではなかったんですが、ファイナル4で好きになりました。頑張って欲しいですね。
夜のESPNニュースでのインタビューが楽しみです^^