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Mahmoud

アルゼンチン代表考察

4 月 20th, 2008

Jスポーツの100時間 バスケ三昧企画。おかげで寝るヒマもありません、はい。

ちなみに、100時間で放送される、アメリカ予選、アフリカ予選、その前のNCAAトーナメント、全ての試合見ています。完全に狂人だなと自分でも思う今日この頃です。

それにしても、アメリカ強いですね。もうどの試合もすごすぎて、試合ごとの区別がつきません(苦笑)わかっていたことですが、KobeとKiddがいると全く別次元のチームになりますね。

二人のディフェンスがスゴイと思いました。

改めて思いますが、ポイントガードのディフェンスってとても大事ですね。ディフェンスのいいPGがいると相手のオフェンスのリズムが崩れます。Kiddのディフェンス(リバウンドも含めた)、もっと評価しても良いかと思います。

一世代前のディフェンシブPGといえば、Gary Payton。彼のジョーダンに対してのディフェンスなんかも凄かったですが、PaytonとKiddの違いがピック&ロールに対してのディフェンスだと思います。なにげに、Paytonはピック&ロール守るのヘタなんです。レイカーズ時代もパーカー&タダンカンに苦しんでいました。そのため、フィッシャーを使う時間が長くなってしまいました。

その点、Kiddのスクリーンのかわしかたって上手なんですよね~。

さて、アメリカの話をしてしまいましたが、今回はアルゼンチンの話題。

私のヨーロッパ熱(南米ですが)に火をつけたアルゼンチンですが、
今回はBチームと言われるようなメンバーで予選に挑みました。さきほど、ブラジルとの準決勝を見ましたが、「アッパレ(大沢親分風)」というしかないです。

今回、世界バスケ(2006)に参加していたメンバーは4人。Luis Scola、Carlos Delfino、Pablo Prigioni、Leonardo Gutierrezの4人です。といっても、Scola以外はみな控え。エースはScolaとDelfinoってことになるんでしょうか。
ちなみにメンバーはこちら

やっぱりメンバーを見ると、半分がスペインリーグに所属しているんですね。この辺はとうみんさんの分野になると思いますが、選手のレベルすごく高いです。

PrigioniはTauで活躍しているので、ユーロリーグきってのPGですが、彼もディフェンスが素晴らしいです。ちなみに、Pepe Sanchezが代表から引退した今、このPrigioniが彼の後継みたいに放送で言われてましたが、PrigioniはPepeと同じ77年生まれ。なので、後継者っていうのとはちょっと違うと思います。確か、2年くらい前はユーロリーグのアシスト王(だった気がする)Prigioni、今年もファイナル4進出にかなり貢献しました。
23試合出て、2ポイントを23回しか打ってない(笑)3ポイントは100以上打ってますけど、代表の試合を見ても、シュートは凄く上手いのに、大事なところでしか打たない。まさにPGの鏡のような選手です。昨年ローマでTauの試合を見ましたが、彼の得点は必ずシュートクロックぎりぎりだったり、相手の流れを切る3Pだったり、ダメージの大きい得点をするのが特徴です。この辺り、かなりPepeと似ています。

そして、世界バスケではほとんど出番のなかったLeonardo Gutierrez。200のSF。身体がゴツイですが、シュートがとても上手いです。世界バスケでは背中をケガしていたようで、出場がほとんどできませんでした。その前に同じポジションにNocioniやHerrmannがいるので、試合に出るのは難しいので、ホテルなどで見かけても、ちょっとデカいオヤジって感じで、バスケット選手のようには見えませんでした(笑)スタッフかなと思うほど。アップしてる姿を見ていても、全然シュート入らない(苦笑)なので、このGutierrezとGabriel Hernandezだけはなぜ代表にいるのか謎でした。
しかし、彼は今年のアルゼンチンリーグ(Boca Jr所属)のMVPで、しかも得点王なのです!意外すぎます。Rankingもリーグ2位。ちなみに彼はNocioniと仲良しで、日本ではいつも一緒にいました。

Delfinoのことはみなさんご存知だと思うので、次にRoman Gonzalez。彼もアルゼンチンリーグで活躍しています。左ききのセンターで210センチと恵まれた体格で、先日とうみんさんのブログでも紹介されていた、影の実力者。リーグで得点、リバウンドでTop5には入ってないのですが、ランキングが19.5ポイント平均でリーグ3位。いろんな数字を効率よく残している証拠でしょう。Jスポのアナウンサーが「ラモン」といい続けていたのが気になりました。。。

その他、活躍が目立ったのは、ディフェンシブガードのQuinteros、SFのKammerichsでしょうか。Quinterosは身長こそあまり恵まれないですが、スピードと当たり負けしない体格を持ちあわせており、マッチアップのBarbosaのフラストレーションを溜めさせるに十分なディフェンスをし、流れを変える3Pプレイと、試合を決める3Pを決めました。この活躍ぶりはアテネでの先輩PG、Montecchiaを思い起こさせました。Kammerichsはディフェンシブなフォワード。見た目は芸人風ですが、接触を恐れないディフェンスで3ブロックを記録。重要な場面で3ポイントとバスケットカウントで、流れを変えました。感情的でチームを盛り上げるムードメーカーです。

そして、主役はもちろんLuis Scola。やっぱり、やるときはやりますよね。今年はHoustonで活躍してくれて、個人的にすごく嬉しいです。仙台でPepeと自転車で競争していた姿は未だに目に焼きついています(苦笑)なにげにお茶目な男です。しかし、近くで見ると胸板がホントに厚いんですよ。あれとマッチアップするのは大変でしょうね。マッチアップしていたのはTauでのチームメイト、Tiago Spilitter。ようやくスパーズにドラフトされた彼ですが、Scolaの方が少しお兄さんだったかなという印象です。Neneがいればもっと活躍できたのかもしれませんが。

っていうか、Jスポよ!オレに解説やらせろって感じです(冗談です)

さて、北京オリンピックも近づいてますが、アルゼンチンはどんなメンバーで臨むんでしょうか。PepeとHerrmannは出場しないと表明しているようです。。。この二人がいないのはかなり痛いと思いましたが、案外今回のメンバーで穴も埋まるかもしれません。インサイドは世界バスケではOberto、Wolkowyski、Scolaで回している感じでしたが、Wolkowyskiは若干年齢的にもパワーダウンしているかと思うので、まだ見ぬ若手を使うのか、今回の活躍でRoman Gonzalezが出場するかもしれません。それにGinobili、Nocioniは絶対必要でしょう。

なんだかんだで、アルゼンチンといえばGinobiliやNocioniといったスターに焦点が行くみたいですが、一番にはディフェンスと、ゲームコントロール、それにスクリーンを多彩に使ったモーションオフェンスにあるでしょう。2002年の世界バスケと、2004年のアテネではほとんど同じモーションオフェンスだけで優勝しました。あのレベルでは研究されつくしているのは間違いないのに、優勝できたのは、選手がいかにシステムを使いこなしているかにあると思います。プラス、Ginobiliの多彩なステップがオフェンスに味付けをしていると思います。逆に、2006年はGinobiliを使いすぎ(個人的見解ですが)で敗れました。どこから攻めてくるか分からないのが、アルゼンチンの売りだと思うのですが、その辺はヘッドコーチが変わったので、少し考え方が違うのかもしれません。今回のアメリカ予選はGinobiliがいなかったので、モーションオフェンスをしつこく使っていて、Prigioniのコントロールが見事でした。

結果、アメリカ相手に唯一100点以下に抑えました。抑えたといえるかは疑問ですが、他チームよりも実力があるのは間違いないでしょう。

2006年は結果的にスペインに破れ、何かアルゼンチン代表に変化が必要なのは間違いありません。これからの動きから目が離せないですね。

ちなみに、塚本さんが先日の解説で、Panathinaikosのウェアを着ていました。ちょっと嬉しくなってしまいました。
でもよく見ると、Panathinaikos FCって書いてました。さすがに日本じゃBCが売ってないっすもんね。



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