豊作なドラフト
5 月 28th, 2008先日、ドラフトの抽選が行われ、にわかに盛り上がりを見せるドラフトですが、今年のプレイヤーは来期どのような活躍を見せてくれるでしょうか??
ここから約1ヶ月、プレイオフと共に、ドラフト予想が盛り上がる時期だと思います。個人的には豊作なドラフトになると予測しています。
ドラフト当たり年といえば、過去96年(Kobe、Iverson、Nash、Ray Allen、Marbury等)や最近では03年(LeBron、Carmelo、Wade、Bosh、David West等)が注目されることが多いですが、個人的にはこの見解は間違っていると感じています。
いや、正しくいえば03年などの選手で言えばまだ5シーズン目。当たり年だったかを判断するにはまだまだ早い段階にあるような気がします。
90年代の選手はいまや、ほとんどが10年目以上のベテラン。入れ替わりの激しいリーグで10年プレイすることは本当に大変なことです。毎年60人がドラフトされ、その選手たちを含め、誰かがリーグを去らねばなりません。
10年以上活躍する選手は本当の実力者といえるのではないでしょうか??
さて、今プレイオフで活躍する10年以上のプレイヤー(97年ドラフトより前)に限って、どんなプレイヤーが今も活躍しているのか検証してみたいと思います。チームカラーもこれによって見えてきますよ。
まずは1回戦で敗れたチーム。
Atlanta
なし
Toronto
Anthony Parker(97)
Philadelphia
Kevin Ollie(97R 彼はドラフト外です!)のみ
Washington
Antonio Daniels(97)
Denver
Allen Iverson(96)、Marcus Camby(96)
Dallas
Jason Kidd(94)、Eddie Jones(94)、Juwan Howard(94)、Jerry Stackhouse(95)、Eric Dampier(96)
Phoenix
Shaquille O’neal(92)、Grant Hill(94)、Steve Nash(96)、Eric Piatkowski(94)
Houston
Dikembe Mutonbo(91)、Tracy McGrady(97)、Bobby Jackson(97)
セミファイナルで負けたチーム
Clevaland
Illugauskas(96ドラフト、97R)、Joe Smith(95)、Eric Snow(95)
Orlando
Tony Battie(97)、Adonal Foyle(97)
New Orleans
なし(Stojakovcは96年ドラフトですが98R)
Utah
なし
現在Cファイナルで戦うチーム
Boston
P.J Brown(92年ドラフト93R)、Sam Cassell(93)、Kevin Garnett(95)、Ray Allen(96)、Scott Pollard(97)
Detroit
Lindsey Hunter(93)、Antonio McDyess(95)、Rasheed Wallace(95)、Theo Ratliff(95)、Cauncey Billups(97)
LAL
Kobe Bryant(96)、Derek Fisher(96)
San Antonio
Robert Horry(92)、Michael Finley(95)、Brent Barry(95)、Damon Stoudamire(95)、Kurt Thomas(95)、Tim Duncan(97)、Jacque Vaughn(97)、Bruce Bowen(96R 93年にエントリーするもドラフトされず)
以上のような結果となりました。
年代別に見ると、ルーキーシーズンが、
91年 1人
92年 2人
93年 4人
94年 5人
95年 11人
96年 7人
97年 12人
91年や92年の選手がまだ残っているのはスゴイですよね。もちろん、年代が後ろに行けばまだ若いということなので人数が多いのは当たり前ですが、こうしてみると95年ドラフトの選手は実力派が多いことに気がつきます。
しかも、現在カンファレンス・ファイナルを7人が戦っている事実。これは97年の4人を上回っています。強いチームには95年組がかかせないんでしょうかね。
93年組の3人がBostonとDetroitで主力として活躍しているのも見逃せません。
いわゆる、フランチャイズビルダーの選手はほとんどいない(Garnettくらい)95年ですが、勝てるチームにかかせない選手ばかりです。こんな見方もドラフトの一つの側面と思い検証してみました。
今年のドラフトの選手たちも、長い目で見守っていきたいと思う今日この頃です。
5 月 28th, 2008 at 14:20:34
いい記事だ。Good Survey!
KiddってDallasに戻ったんだな。知らなかった。そしてムトンボはまだ現役なんだな、やるな、あのオヤジ。
個人的には、思い入れのある92,93,94年組が大したことなかったのが残念だった。その年にドラフトされた選手の多くは、今じゃあまり耳にしなくなったな。Jamal MashburnとかJim Jacksonとかどこ行っちゃったんだろう。Glenn Robinsonはいまいずこ?San Antonioのロースターの半数以上が90年代ドラフト組というのはすごいな。Hollyはプレイオフ試合出場史上最多更新中らしいね。
今思えば、CasselとHollyをドラフトして育てたHouston首脳陣の仕事は、当時のHoustonだけじゃなく、後のNBAにとっても有意義だったっぽいね。ドラフトが豊作だったかどうかは、選手個人個人の能力にも拠るけど、チームがそのルーキーにどういう投資をするかということにも依存しそうだな。その意味で、Mahmoudの言うとおり、5年経過後の評価は時期尚早かもしれない。
当たり前のことかもしれないが、CasselとHollyを除いて、みんな弱小チームからキャリアをスタートしてるというのもおもしろいね。にもかかわらず、彼らは、90年代~00年初頭にかけて、それぞれチームの中心的立場としてプレイオフを経験しているみたいだね。一方で、90年代の王朝期のChicagoにいた選手は誰一人として上のリストに入っていないし、おそらくかすりもしていない。そうしてみると、弱小チームからプレイオフ進出までをチームの主力として成し遂げる経験をした選手こそ、キャリア10年前後になっても、依然としてNBAで活躍できる実力を手にできるんじゃなかろうか。
と、考えてみた。
一般的に、豊作ドラフトってのは、NBAに瞬間的なセンセーションを巻き起こす可能性を多く秘めているという意味合いで語られる。一方で、Mahmousの提起した豊作ドラフトってのは、もっと深刻なインパクトをNBAのメインストリームに与えられるかどうかという意味合いなんじゃないかと思う。その場合、NBA入団後の経験が、後のキャリアに大きな影響を与えるんではないかと思った。Mahmoudの意味での深刻なインパクトをNBA入団時点で期待されたのは、
- Shaquille O’Neal
- Kevin Garnett
- Tim Duncan
の3人だけじゃないだろうか。
5 月 28th, 2008 at 15:45:25
>きむら
まさか読んでるとは思わなかったよ(笑)ボストンに今いるのは羨ましい^^第5戦は見に行かないの?
確かに95年ドラフト組は弱小チームで、90年代に多くがプレイオフで活躍できていないのもおもしろい見方かも。せいぜいポートランド時代のRasheedしか記憶にない。しかもあれは2000年。
ちなみにドラフト順位は
1位Joe Smith
2位Antonio McDyess
3位Jerry Stackhouse
4位Rasheed Wallace
5位Kevin Garnett
なかなか見る目があったとしか言いようがないほど、GMは良い仕事をしたのかも。ちなみに、この年はUCLAがチャンピオンになって盛り上がったドラフトだけど、UCLAの選手はNBAでは活躍できなかった。一番活躍してるのはトヨタのチャオバだったりして(笑)うそです。たぶんベネトンでユーロリーグファイナルまで行ったTyus Edneyかな。彼の強気なプレイと勝負強さは、見ていて楽しかった。
5 月 29th, 2008 at 0:05:25
こうやって見ると、NBAで長い期間プレイができるって凄いことですね。
体力だけでなく、技術も運ももっている人たちなんでしょうね。
きむらさんのコメント共々、私にとって新しい視点で参考になりました。
一人ずつ、ゆっくり確認していきますね。
5 月 29th, 2008 at 12:34:32
新しくなったThe Gardenに観に行きたいところなんだけど、私用で忙しくて家でこっそりラジオ聞いてるよ。俺はケーブル契約をしていないので、ESPNも観れないという悲しい状況なので、しかたなくラジオです。日本に居たときより物理的にNBAに近づいているのに、なぜか観戦環境は激悪化しております。
95年のドラフト順位なつかしいな。こんなに高順位の選手たちが13年後にプレイオフで皆活躍しているというのは、なかなか稀なことだろうね。ドラフト順位はチームの金銭状況・保有選手状況に拠るわけだし。
ちなみに、俺の先のコメントの最後に挙げた3人のうち、Garnettを入れたのは間違いだった気がする。やはり他の2人(Shaq, Duncan)は圧倒的に格が違っていたし、Garnettは当時まだ18歳だからね。
95年のUCLAの選手は、だめだったね。観ていて楽しい選手が多かったけど、NBA向きではなかったのかね。
ちなみに、このブログはたまに覗いてるぞ。NCAAのFinal Fourのときなんかコメントしようかと思ったくらいだ。先のコメントで名前書いてしまってスマンねw
5 月 29th, 2008 at 15:38:34
確かに、ShaqやDuncanに比べると、Garnettは期待されていたとはいえないかも。どちらかというと、HillやKidd、Stackhouseの方がよっぽどその期待は上だった気がする。確かに、95年のドラフトはスゴイけど、92、93、94もなかなかNBAを盛り上げた名選手が多かったと思うよ。みんな引退した後に、All-Class of 92 Teamとか作ってみたら面白いかもね。
NCAA今年も面白かった。来年はぜひ現地に行きたい。Boston Collegeの試合とかチケット取れるなら見に行きたいな。もちろん相手は、DukeかNorth Carolinaで(笑)
5 月 30th, 2008 at 9:01:14
訂正。
Eric Snowは96年でなく95年ドラフトの間違いなので直しておきました。これで、95年ドラフトは11人。レベルの高さがうかがえます。