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Mahmoud

プリンストンオフェンス2

5 月 12th, 2008

今更って感じですが、書き途中だったので書きます。

昨日やっと、BigEastカンファレンストーナメント決勝を見ました。

カードはピッツバーグ対ジョージタウン。

昨年と同じ顔合わせということもあり、とても面白い試合になりました。

ピッツバーグは、アウトサイド中心のチームではありますが、インサイドに強力なリバウンダーを持っていることもあり、シーズンが進むにつれて成長してきたチーム。ガードのエース、フィールズ(デューク戦で決勝シュートを決めた)とNBAからも注目されるフォワード、サム・ヤングの身体能力は必見です。

さて、対するジョージタウンですが、昨年ファイナル4まで進み、今年はさらにその経験でパワーアップすると思われましたが、周囲の期待(私の期待かも)とは裏腹に、いまいち乗りきれない感じがありました。もともとロースコアゲームをするチームなので、地味に見えるためかもしれません。しかし、ランキングは常にTop10内でしたし、力はあります。

中心選手はもちろん7-2の身長を持つロイ・ヒバート。ただでかいだけでなく、ポストからの多彩なフットワークを持ち、両手で打てるフックが持ち味です。そのほかにも、フォワードに2年生のザマーズ、ベンチからユーイングJr,1年生でシュートの上手いフレッシュマン、フリーマン(昨年、能代カップに来ました)等、素晴らしいタレントを持っています。

先日のブログで、私が中学校でプリンストンオフェンスに取り組んでいることは触れましたが、ジョージタウンが昨年UNCを破った試合では、プリンストンオフェンスのモーション、バックカットや、フレアスクリーンが見事の機能し、能力のある黒人選手でも、プリンストンオフェンスが有効ということでにわかに注目を浴びました。

私の中学も取り組み始めて早3ヶ月、生徒たちも一つ一つのプレイを理解し、くり返し、かなり身体に染み付いてきたこともあり、以前よりもスムーズにオフェンスが展開できるようになってきました。まだ、試合での経験が少ないので、これから練習試合での調整が必要ですが、私のイメージよりも選手が早く適応してきていることに、私自身驚いています。

今回、ジョージタウンはランク外のピッツバーグ(トーナメントでルイビル等を破り勝ち上がっているので、もはやランク外という表現は適切ではないかもしれませんが)に敗れてしまうわけですが、この試合はコーチという視点で見ている私にとっては、とても研究価値の高い試合でした。

試合の敗因の1番はジョージタウンのファールトラブル。ヒバートのプレイタイムが制限されてしまったのが一番痛かったと思います。インサイドのキーマンがいなくなり、ゴール下を制したのはピッツバーグでした。特にフレッシュマンのセンター、ブレアは良いところでオフェンスリバウンドを取り、アウトサイドからのシュートを気持ちよく打つお膳立てをしたと思います。

第2の敗因は、ヒバートがプレイしている時に、ヒバートのローポストのプレイが少なすぎたことでしょう。プリンストン・オフェンスはコートを広く使い、ゴール下にスペースを作るモーションオフェンスなので、ついついヒバートという武器を忘れやすくしてしまうのかもしれません。ヒバートが数回の1オン1をしかけましたが、そのほとんどは成功しました。もっとしつこくそこを責めれば、ファールトラブルに陥ったのはピッツバーグのほうだったかもしれません。

結局、プリンストンオフェンスはあくまでオプションであって、フォーメーションではありません。選手は習慣だけで動くのではなく、その試合相手によって戦い方を変える必要があると強く感じました。

結果的に、その後のジョージタウンは第2シードを獲得したものの、2回戦でデビッドソンに敗れるというアップセットをされてしまいました。スティーブン・カリーの大活躍をなしにこの試合を語ることはできませんが、ジョージタウンのオフェンスが機能したとはとてもいえない試合でした。

やはり、プリンストンオフェンスは、小さく守る(バックカットを意識した)ディフェンスが苦手なようです。それと、どうしてもゾーンディフェンスをされると、ジョージタウンの勢いは止まってしまった様な気がします。それを破るにはやはりアウトサイドシュートが鍵になるんですね。やはり、システムだけでは勝てませんね、バスケットは。

いろいろと考えさせられる試合でした。

この試合とは関係ないのですが、先日とあるきっかけでアメリカ・ワシントン州でプリンストン・オフェンスを学んできた、コーチ・Shoさんと出会いました。なんと彼はプリンストン・オフェンスをマスターしようと、ピート・キャリルに会いに行ってしまった男です。スゴイ行動力でまだ一度しかお会いしてないですが、すでに私の師匠です。出し惜しみなく、いろいろな資料や経験を頂きました。そのうちそのことを紹介したいと思います。彼のブログはこちら



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