Euroleague観戦記その2
Return »Trevisoへ
ヴェネチアから電車に乗る。料金は3ユーロくらいだったような。。
ヴェネチアの中央サンタルチア駅から電車で約30分。料金は2,50ユーロくらいだったと思います。Treviso駅に到着しました。予定よりだいぶ早く15時過ぎには到着してしまいました。観光地ではないため、全く栄えていません。ちいさな商店街があり、スーパーや小さな飲食店などはありましたが。
試合が夜遅いので、試合後にサンタルチア駅までもどるのは難しいと思い、ここTrevisoでホテルを探すことにしましたが、駅前にホテルが2つしかありませんでした。4つ★ホテルのみ。。
なかなか立派な構えのホテルに少々ビビりながら、フロントにて料金交渉。スペシャルプライス50ユーロと言われ即決。昨日は1つ星ホテルで同じ料金だったんですが、これは観光地との違いなんでしょうか。しかも朝食付きということで、快適な部屋へ案内していただきました。
部屋でしばし休息を取り、フロントで「バスケットを見に来たこと」「試合会場へのアクセス」を尋ねました。どうやらバスで20分くらいかかるとのこと。駅でバスのチケットを買い、17時には会場であるパラヴェルデ(Palaverde)へ出発しました。
バスに揺られること約20分ちょっと、パラヴェルデに到着。周囲にはなにもありませんし、試合よりだいぶ前についたせいか、会場の外に出店の準備をする人がいるだけでした。そこで簡単な食事をしながら、約2時間時間を潰しました。
Benetton Trevisoは昨年のNBAドラフトのNo1ピックAndrea Bargnaniが昨年在籍していたチームでもあります。イタリアではかなり有名なクラブだそうで、イタリア代表プレイヤーである、Marco Mordente, Matteo Solagna, Angelo Gigliらは昨年の世界バスケでも来日したプレイヤーでチームの中心です。イタリアは昨年こそ、ベスト16でリトアニアに負けてしまいましたが、アテネ五輪では銀メダル。MordenteはクレバーなPGであり、50%以上の確立で3Pを決めるシューター。Solagnaはディフェンスが魅力のSF。 Gigliは209cmとう長身ながら走力、と外角でプレイできる器用さを持ったPF。それぞれに魅力があります。
しかし、1番のチームのキープレイヤーであり、個人的にも大好きなのが、Nikos Zisis(ギリシャ代表)。若くして、ボールキープ力、シュート力、そしてゲームメイク、ディフェンス力を兼ね備え、全ての面で活躍が期待されるPGです。昨年、浜松でのオーストラリア戦ではOTでブザービーターを決め(この試合も幸運にも現地で見てきました)クラッチタイムにも強いプライヤーであると評価を上げました。
昨年、USAを破り注目を浴びたギリシャ。私もその活躍に魅了された一人です。しかし、Zisisは予選ラウンドその後のブラジル戦で Anderson Varejaoの肘鉄を顔面に受け、決勝ラウンドではプレイできませんでした。彼はことあるごとにValejaoが嫌いであるという話をします。昨年、日本ではファンから多くのサインをねだられていましたが、大会パンフレットを持っていくと、まずブラジルのページを探しVarejaoの写真を×で消してから、自分のページにサインしていました。ちなみに、日本では彼と一緒にホテルで写真を撮ったことが思い出です。やさしい目をしたナイスガイです。試合後に、サインをもらうために一緒にとった写真を見せると、目の下の大きなアザを見て「嫌な思い出がある」と苦笑していました。
試合会場に入ったのは試合開始の約1時間半前。連絡をとっていてもらったチームの広報Enricoに電話しました。彼は私のためにPress Passを用意してくれて、記者席に案内してくれました。ゴール裏の3列目という素晴らしい席で、「何かあれば言ってね」とスタッフみんなが良くしてくれました。すでに、何人かの選手が練習を始めていました。お世話になった手前、ひとまず今日だけはBenettonの応援をしようと思い、売店で Mardenteのジャージとポロシャツを購入。練習風景を見るだけでも幸せなひと時でした。
30分前から両チームが登場し、練習を開始。ついにArisのユニフォームを着たRaufも現れました。2001年にVancouverでの彼を見てから、早6年。元気にプレイする姿を見ることができてよかったです。右足首にはサポーターをしていました。昨年、は右足首の手術のためにプレイできなかったので、その予防だと思います。テレビではただ黙々とプレイするように見えるRaufですが、練習ではとてもよく喋っていました。ストレッチをすると同時にひたすら腹筋をしているのが印象的でした。
ここまで4連敗と後のないRauf率いるArisですが、この日もBebettonnが好調でした。FG成功率がなんと65%。全てのシュートが入ってしまうように感じます。なかでも、BenettonのPreston Shumpert(Syracuse大)やSpencer Nelson(Utah State大)のフォワード人が好調で、二人で33得点。Solagnaの6アシストも光ました。常にリードするBenettonをArisが追い上げるチャンスも2度3度ありましたが、追い上げるきっかけが来るたびに、ZisisやMordenteに3Pを決められ、結局1度もリードすることができないまま、ゲーム終了。今シーズンのユーロリーグでの敗退が決まった瞬間でもありました。
ちなみにRaufは第2Qから出場。約9分という短いプレイタイムの中で、3Pを2本中2本成功と、まだまだハイレベルで十分プレイできるというところをアピール。あの信じられないくらいクイックリリースのシュートは健在でした。なんで、あんなに美しいシュートができるんだろうかとため息がでます。しかし、大事な場面でのTOもあり、彼自身は納得しない表情でベンチに座っていました。
今夜のパラヴェルデは超満員とは行かなかったものの、息のあった応援でArisを圧倒していました。ギリシャからやってきたArisの熱狂的なファンも20人ほど。Benettonはすごく田舎であるせいか、ローカルな雰囲気が漂っていてとても親近感が沸くチームです。試合後、選手にサインをもらいたいとEnricoにお願いしたところ、ロッカールーム近くで待ったらいいと案内してくれ、目的だったMordente,Solagna,Gigli に会うことができました。それぞれコートで取材を受けているところでした
![]()
右はヘッドコーチのDavid Blattさんのサイン。ロシアチームのヘッドコーチもしています。
写真を見せると、親切にサインをしてくれました。それぞれ用意していった写真にサインをもらい、Mordenteには買ったジャージにサインをいただきました。日本からのファンということでやはり珍しいんでしょうね。記者からもとても珍しがられてしまい、「なぜBenettonなのか?イタリア、ギリシャのバスケットの何が好きなのか?」などの取材までされてしまい、Zisisと一緒に写真を撮られてしまう状態。Zisis本人も日本からということもありとても喜んでくれました。私自身もとても嬉しかったです。
![]()
しかし、Benettonのホームコートという手前、Arisの選手と接触することはできませんでしたがそれは来週に期待ということで。
11時を回り、さすがに試合会場の電気も消え始め気づくとEnricoも帰宅してしまったとのこと。なんとホテルに帰れないことに気付きました。バスもないし、タクシーもないし、歩いて帰るには、道もわからないし、かなりの距離があります。
真っ暗なパラヴェルデの前でたたずんでいると、1台また1台と車がどんどん去っていきます。誰か送ってくれないかな~なんて、甘い期待を少しだけしていた(いざとなったらヒッチハイク)、そんな中、1台の車が停まってくれました。「どこまで帰るのか?」と「駅まで帰りたい」と伝えると、乗せていってくれました。おそらく20台半ばの男性。お互いに片言の英語を話しながら、バスケットに話題で盛り上がりました。
イタリアではサッカーが圧倒的な人気ではあるものの、BenettonのバスケットやNBAも人気があり、彼は派手なダンクが大好きみたいでした。親切な彼はホテルまで送ってくれて、お互いメールアドレスを交換。思わぬところで友達ができました。
時計を見るともはや12時近くでしたが、今日一日いろいろなことがあり、なかなか寝付くことができませんでした。
明日はローマへ移動です。10時35分の飛行機なので、Trevisoを7時半には出なくてはと思い。目覚ましをセットして眠りにつきました。