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Mahmoud

Euroleague観戦記その10

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テッサロニキ2日目

なかなか眠れなかったにも関わらず、目覚めはよく9時ころには目が覚めました。Arisの練習は今日も6時ころからなので、昼間は観光しようと思いましたが、実はテッサロニキのことも全く調べてきていないのでした。テッサロニキの街は意外に栄えています。アテネとは違った雰囲気で、遺跡もあるらしいですが、どちらかというとショッピングに向いている感じがします。ショッピングモールや飲食店が多く、学生が多くいる感じです。そして、海がすぐ近くです。砂浜ではなく港という感じで、船が浮かぶ姿は昼夜問わずとても美しい景色です。3月下旬ということで風も温かく、歩いていると汗をかいてしまうほどです。

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唯一行った観光地的な所(名前はわすれました…)

あまりに今日の練習見学が楽しみで、時間がたつのがますます遅く感じました。景色を見ても話し相手がいるわけではないので、時間がなかなか経ってくれません。楽しいことをしているとあっという間なんですが。待ちきれず4時前にはアリーナへ到着してしまいました。

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オフィスには伝説のニコス・ガリスのジャージが飾られる

オフィスへ行くと、Leoが歓迎してくれました。彼は忙しく仕事をしていてパソコンにずっと向かっていましたが、仕事をしながらいろんな話をしてくれました。5時からは、何人かの選手のヘッドコーチのMazzonと副キャプテンのSigalasの記者会見があるようで、一緒について来いといわれ、それを横で見学していました。見るもの見るもの、新鮮なものばかりで、ここにいるとあっという間に時間が経過していくから不思議です。

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6時近くになるとコートへ移動しました。昨日の用務員の二人に席を用意してもらい、またお茶菓子を出してもらいました。一人、また一人とプレイヤーがコートに現れてきました。今日も試合前の練習ということで、チームでのフォーメーションなどの練習を期待していましたが、そういうものは一切せず、ウォーミングアップとシューティング程度の1時間半でした。

Raufも楽しそうにシューティングしていました。彼は、キャプテンのCastleととても仲がよく、二人いつも横で話をしながらストレッチしたり、ふざけあっていました。Raufは私の存在に気付くと、話しかけてくれて、「昨日は興奮で眠れなかった」と話すと、嬉しそうに笑っていました。

Castleと話しながらストレッチ

適当にシューティングを終えた選手から、コートを去って行きましたが、最後まで残ってScalesとMasseyがダンクで遊んでいました。二人ともアメリカ人で、Scalesは昨年の世界選手権の予選に、アメリカ代表としてTyus Edneyらと共にSGとしていい活躍をしていました。彼はArisでも重要なスコアラーです。
MasseyもKansas State出身のプレイヤーで、Big12のセカンドチームにも選ばれたこともある、SF/PFをこなせるNBAのShawn Marionのような選手です。ものすごい運動能力のアスリートで、ちょこちょこユーロリーグのハイライトに登場します。昨年はギリシャリーグのリバウンド王です。二人とも派手なダンクを披露して、周りの選手を盛り上げていましたが、Alex Acalesの豪快なレッグスルーダンクで勝負ありです。初めて生で見ましたレッグスルーダンク。

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内容とは全然関係ない写真

今日は、Arisの練習を最後に、この後のコートの使用はないようでした。本当は明日の対戦相手Unicaja Malagaが練習する予定で空けていたと思われますが、彼らは今夜遅く到着するようで、Leoが空港まで迎えにいくと言っていました。Unicajaの練習を少し見れたらなぁと思っていたので、少し残念ではありましたが、ここまででも十分奇跡的な光景が自分の目の前に広がっていたことを考えると、どうでもいいことでした。それに、明日試合で見られるので。

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チームの用具室

練習を見学していると、いろいろなチームの関係者に物珍しげに見られます。そのたびに、若い用務員の青年が説明してくれました。「彼は日本人で、Raufに会うためにわざわざ日本まで来たのだと」。一人のチームスタッフが話しかけてくれ、ついて来いといわれたので、ついていくと、そこは選手のユニフォームなどが保管、洗濯される部屋でした。

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明日ラウーフが着るジャージ

彼は部屋に入ると明日着る予定になっている、選手のユニフォームを見せてくれました。Raufのユニフォームです。洗濯したてで洗剤の匂いがします。他にもシューティングシャツやスウェットなど、いろんなものが置いてあり、彼は私のためにグレイのスウェットをセットアップでくれました。わざわざ私の小さな身体に合うサイズを探してくれました。ArisはAdidasと契約しており、選手はシューズまで全てAdidasを着用しています。スウェットはAdidasの3本の黄色いストライプが入ったとてもカッコイイものです。本当に感謝感謝です。

そして、奥から見つけたRaufの20番のシューティングシャツ。3XLで日本人の身体には大きすぎるものでしたが、これも私にプレゼントしてくれました。ちなみにこのシューティングシャツは後でRaufからサインをもらって、島本さんへのお土産になりました。

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ガリスとヤナキス(ギリシャ代表監督)の若かりし頃

とてもビッグなプレゼントをもらって、再びコートにもどるとコートにプレイヤーは誰もいない状態で、明日の試合を控えた緊張感が少し漂っているように思いました。私は用務員の彼にコートに入っていいかと聞いて、コートに入り、偉大なArisの歴史を感じながら写真を撮りました。自分がコートの上にいることが信じられませんでした。コートの中央に立ち尽くしていると、用務員の彼がボールを持ってきました。「1on1をしよう」と。

さて、世界選手権では実現しなかったGreece対Japanのスタートです。彼は前述したとおり、背が大きいです。おそらく2mくらいあるでしょう。ちなみに私は169cm。彼は意外にバスケットが上手で、ポストプレイは全く止められませんでした。なんとか3ptなどで応戦したものの、9対10で惜敗。今回はGreeceに軍配があがりました。しかし、歴史あるコートでプレイできた思い出は一生残ることだろうと思います。

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電気が消え明日の試合を待つスタジアム

今日も気がつけば10時を回り、選手もだいぶ前に帰ってしまったようでした。明日への緊張感が少しずつ高まってきました。しかしながら、先週の敗戦でArisの敗退はもはや決定しています。対戦相手のUnicajaは逆にTop8への進出が決定しているため、明日は消化試合でしかありません。しかし、一つのイベントがあります。それは、RaufのArisでの最後のゲームであるからです。Raufは先に紹介したように、ユーロリーグ専門で契約しているため、ユーリーグでの敗退が決まった時点でチームを去ることになります。チームはそんなRaufに感謝の気持ちを込めて、内緒で小さなセレモニーを用意しているとのことでした。もちろん仕掛け人はLeoです。

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アリスでの最初のホームゲームの試合終了直後
ファンがラウーフを認めた試合でした

明日がさらに待ちどおしくなりました。この日は帰ってゆっくり休みました。疲れていたのか、お昼過ぎまで眠ってしまいました。