Euroleague観戦記その4
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試合は、終始Tauのペース。インサイドの要のScolaはいないもののTauは他にもタフなプレイヤーをそろえています。インサイドではTiago Spritter(ブラジル代表)がリバウンドとディフェンスで活躍し、オフェンスではかなりのFTをもらっていました。
アウトサイドにはIgor Rakocevic(セルビア代表)がいます。彼はWhite Jordanの異名をとるほどSerbiaでも有名なプレイヤーだったそうで、NBAでもプレイ経験があります。昨年世界選手権では、若返ったナショナルチームで一番の得点源で、Richard Hamiltonのようなタイプのプレイヤーです。第2、第3ピリオドでは重要な場面で3ptを沈め、Romaは勢いづく度にRakocevicにやられる、という繰り返しでした。
ボディロガはチームリーダーとしてプレイヤーとコミュニケーションをとる
とにかくTauの試合巧者ぶりが光ったと思います。司令塔であるPabro Prigioni(アルゼンチン代表)も、ナショナルチームではPepe Sanchezにスターターの座を譲るものの、Euroleague内では安定感があります。少々タフなディフェンスをされても、ガードがバランスを崩すことはありません。逆に重要な場面でPGらしい難しいシュートを決め、Romaに隙を与えませんでした。控えガードには、NJネッツでプレイしていたPlaninic、そしてEnder Arslan(トルコ代表)を加え、インサイド、アウトサイド共にRomaがTauに勝る要素は見つからない試合だったと思います。
ボディロガの3ptをホーキンスがリバウンド、そのままシュートを決める
そんな力の差を感じる試合の中でもBodirogaの存在感は別格。結局17ptを稼ぎ出し、試合終盤までTauがBodirogaを集中して守っていたのが分かりました。
Romaで、他に目立っていた選手はDavid Hawkins。彼はTemple大出身のプレイヤーで、非常に胸板が厚くゴツイプレイヤーですが、TempleではPGのような役割をしていました。Romaでは2番で持ち前の身体を活かし、ディフェンス、リバウンド、外角からのシュートと何でもこなすマルチなプレイヤーで、長いプレイタイムをもらっています。
終盤ローマが激しくDFするものの、スプリッターへファール。激しいブーイング。
結局、第4ピリオドに4点差までRomaがつめる場面はありましたが、Tauはリードを許すことなく逃げ切ったというゲームでした。第4ピリオドでやっと観客がスタンディングオベーションで応援を始めていましたが、時すでに遅し。
試合が終わり、客が少しずつ帰り始めましたが、私は第2ラウンド開始です。なんとかBodirogaを一目見ることができないものかと、会場スタッフに交渉してみました。
「私はBodirogaに会うために日本から来て、お土産を渡したい」。半分ウソですが、半分ホントです。
当然返ってきた返事は「Impossible」でしたが、せっかくRomaまで来ているのですから、諦めるわけには行きません。何人かのスタッフに尋ね、選手がいる場所は教えてもらいましたが、会うのは難しいという返事でした。
選手のロッカールームへ向かう通路へのドアの前に中学生くらいと思われる子供が3人通路でサインをもらおうと、待っていたのでそこに合流して、少し待つことにしましたが、選手が出てくる気配は全くありません。スタッフの話によると、選手はもう出てこないとのことでした。とにかく必死でそこを通るスタッフ全てに、「Bodirogaに会いたい」ということだけ伝え続けました。しかし、何人に話しても困った顔をされてしまいます。会場のスタッフに「何とかしてほしい」とお願いをし続けたのですが、彼らの仕事の立場上、ここを通すわけには行かないのでしょう。
結局、子供たちも帰ってしまい私一人で、スタッフと交渉し続けました。とにかく、同じことの繰り返しなのですが、あまりに私がしつこかったので、だんだんスタッフもあきれ顔になってしまいましたが、そこにRomaのジャージを着た中年男性(おそらくチームのトレーナーかなにかじゃないでしょうか)が、「何かあったのか?」みたいな感じで、ドアから顔を出してくれました。すかさず、その人に向かって「日本からBodirogaを見に来た」と伝えると、彼の権限で中に入れてくれました。
中に入って階段を降りると、Bodirogaが5,6人の記者に囲まれ、インタビューをされていました。その少し広々とした通路には、他のプレイヤーが数人と、その家族と思われる人たちが30人ほど集まって、試合後のコミュにーケーションをとり、順番にバスへ乗り込むところでした。チームのスタッフはそこまで私を連れてきてくれると、「後は自分でなんとかしろ」みたいなことを言っていたんでしょうか、そこに私を置いて去っていきました。
憧れのBodirogaがついに目の前にいます。
記者たちもBodirogaの周りだけ集まっています。
インタビューが終わるのを待って、すかさずBodirogaの元へ飛び込みました。まずお土産の扇子を渡して、日本からわざわざ来たことを伝え、買ったジャージと用意していた写真にサインをもらいました。
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サインをもらったボディロガのジャージ。日本で所有しているのは私一人では(軽く自慢です^^)
そして、図々しくも「日本にはあなたのファンがたくさん(?)います」「彼らにメッセージをくれませんか?」というと、快くOKしてくれ12秒ほどのメッセージをデジカメのムービーで撮影することができました!貴重な映像をどうぞ(笑)
ボディロガ様
あまりの興奮に何を言っていたのかわかりませんが、とにかくBodirogaの身体は大きく、笑顔のメッセージはとても嬉しかったです。きっと日本人初の試みでしょう(笑)
Bodiroga以外にDavid Hawkinsもいた(他のプレイヤーはバスに乗ってしまった後だったようです)ので、サインをもらいTemple大時代に見たことがあり、応援している」と伝えたら、喜んでくれました。「日本に来たことある?」と聞いたら「中国なら」と微妙な返事をもらいましたが。中国も日本も、きっと彼らには同じなんですね。
とにかく大興奮で会場を出ました。すでに会場スタッフも帰り始めていて、時刻は23時過ぎ。地下鉄はもう乗りたくないと思い、ホテルで教えてもらっていた714番のバスに乗りました。
ちなみに・・・
Romaのバスはとにかく怖いです。まず、自分以外誰も客がいない。チケットをどこで買うか聞いても、運転手に英語が通じずわからない(結局わからずタダ乗りしていしまいました)。たまに乗ってくる客が不気味。そんな中、約30分の道のりを経て、テルミニ駅に帰ってきました。
今日も興奮で眠れそうにありませんが、明日はアテネに出発です。